どうして鉄の道具もないのに、こんなに見事な建物がつくれたの?
どうやって地震に強い都市を山の上に築いたの?
ペルー・アンデスの高地に残る、神秘の都市マチュピチュ。
その美しさとともに驚かされるのは、暮らしに根ざした知恵と建築技術の高さです。
柱も使わず、巨石をぴたりと組み合わせて建てられた建物、
ほんの少しかたむけて建てた壁どうしが押し合い、揺れにもこらえる構造。
崩れそうな斜面にも作られただんだん畑……
どれもが「生きるため」の工夫であり、自然とともに築き上げた叡智のかたちです。
5000年にもわたるアンデス文明の歩みをたどりながら、
「なぜ?」「どうやって?」をきっかけに、文明の底力を知る一冊。
作 白根全
発行 福音館書店 2013年10月号
サイズ 19×25㎝ 41P ふしぎ新聞付き
状態 並
少しイタミがありますがページに目立った汚れなく概ね状態良好です。